メーカー物流の勘所(5) 在庫管理への積極的関与を

在庫はいろいろな活動の結果として顕在化するものです。メーカーの場合はものの買い方や生産の仕方が在庫という結果になって表面化するのです。

一方でメーカー内では「在庫はすべての問題点を隠してしまう困りもの」であるという認識があります。それはどういうことかわかりますでしょうか。

例を挙げて一緒に考えていきましょう。

ある会社で出荷量の5日分相当の在庫を持っていました。本来であれば前日に入ったオーダーを当日に作り、翌日に納入するので納入リードタイムは受注から2日ということになります。

これだけの体力のある会社なのになぜ5日分もの在庫を持たなければならないのでしょうか。これを調べていくと次のようなことがわかりました。

過去に一度だけ特定の設備が故障し、3日間停止したことがあったとのことです。最近ではチョコ停はあるものの、これほどまでのドカ停は発生していません。

この在庫は工場の保全部門の要請で保有していたことが分かったのです。

5日分もの在庫があれば場所も容器も管理も発生し、それが工場コストとして収益を圧迫することになっています。そこで工場長の指示でこの在庫をいったん凍結することにしました。

ロープで在庫を囲い、動かすことを禁じたのです。しばらくの間、その在庫に手を付ける必要がなければ削減してしまおうと考えたわけです。

結果的に5日分の在庫は保全担当者の安心在庫だということがわかり、それを削減することになったわけですが、一方で安心在庫を削られた形となった保全部門には緊張感が生じたのです。

今まで以上に予防保全をきっちりと行うことで、ドカ停につながるようなトラブルを防ごうという活動が始まったのです。

いかがでしょうか。この工場では、在庫があるために、保全部門が予防保全という重要な活動に真剣に取り組んでこなかったという問題点が隠されていたのです。

実はメーカーではこういった事象がいくつも在庫によって見えなくなっていると考え、在庫削減活動に取り組んでいるのです。

次回に続きます。


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