物流の効用を強調する(2) コモディティ商品化は避けよう

荷主から見て物流商品に大きな差はないと思われているとしたら、その物流商品はコモディティ化してしまっていると言えるでしょう。こうなってしまうと残念ながら荷主から見れば「一番安い物流会社に発注しよう」ということになるのです。

コモディティ化された物流商品には次のようなものが挙げられます。
・ 点から点への輸送
・ 単純な倉庫保管
・ 単純なフォークリフト作業

これを荷主に思わず買いたいと思わせる仕掛けが必要です。それが物流の効用なのです。たとえば先ほどの例を「買いたい商品」に変えるためには次のようなことを考える必要があります。

・ 複数拠点を巡回しながら輸送することで、常時高積載率を保ち大幅な輸送コスト低減に貢献する
・ 常に一定在庫量を保つために発注業務まで受託し、高品質な在庫管理業務を行う
・ フォークリフトを使ってJIT供給を行うことで、生産をコントロールする

いかがでしょうか。こうなってくると荷主に一定の便益をもたらしますので、喜んでもらえるだけではなく、それ相応の対価を得ることも可能となるのです。

このように顧客に明らかな効用をもたらす商品が収益性の良い商品になります。顧客にとってもぜひ買いたいと思える商品になることでしょう。

物流商品のコモディティ化だけは避けたいものです。もちろん、低付加価値商品でも顧客から求められれば対応しなければなりません。

しかしそこにちょっとだけでも付加価値、すなわち顧客にとっての効用を付けることが重要になってくるのです。

・ 自社に任せてもらえれば在庫精度が向上する
・ 出荷ミスが大幅に解消される
・ 顧客への配送リードタイムが1日縮まり顧客満足度が高まる

このような付加価値をつけるように心がけるようにしましょう。

次回に続きます。


★物流インターネットセミナーを始めました!★

『中小物流会社のための事業拡大戦略~荷主会社OBが本音で語る 取引したくなる物流会社~』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=QarBkSVoxCI

『消費増税はライバルより一歩抜きん出る絶好のチャンスだ!~荷主から選ばれる会社に変身する黄金ルール』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=ZBw0o-_BlnE

『成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略』
ダイジェスト版を以下からご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=cX5M0n9tA-Y

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

TEL:045-513-7597

代表/受付時間10~18時)

 

email;kaizen@keinlogi.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter