物流安全管理再考(2) KYTで危険予知センスを磨け

 

安全管理活動の一環としてよく「KYT」活動が行われています。KYTとは危険予知トレーニングの略称です。普段行っている仕事のどこに危険が潜んでいるのかを察知し、仕事のやり方を変えることによって危険を取り除こうという活動です。

 

 

 

この活動は実際に仕事をやっている現場でその作業を観察しながら危険予知を行う方法や、作業をあらかじめビデオに撮っておいて会議室でそれを見ながら論議をする方法があります。

 

 

 

活動の進行役はできるだけ参加者みんなに意見を出してもらうようにします。そして出てきた意見を否定しないことです。「それは仕方がない」とか「これくらいの危険はつきものだ」とかいった否定的な反応をすることは避けましょう。なぜならそのような「固定観念」そのものがリスクの可能性があるからです。

 

 

 

皆さんも経験があると思いますが、自分で気づかなかったところに意外な盲点が隠されていることがあるのです。他者からの意見は宝物と思って受け取る必要があります。

 

 

 

そしてこのKYTにつきましても皆さんの意見をまとめ、その対策を織り込んで作業の仕方を再設計します。その際に、改善前と改善後の対比ができるように記録を作成しておきます。

 

 

 

この前後比較の資料を現場の見やすい場所に掲示します。これを見ると他の作業でも似たような危険を認識することが容易になると思います。

 

 

 

このような安全に関する知識を貯めていって社内で共有化することで事故軽減につながるのです。

 

 

 

そしてもし「ひやり」とした事例があったとしたら、その解決策を小集団活動で作成していくこともお勧めです。QCサークル活動の一環として「安全対策」を作っていくのです。

 

 

 

QCで取り組むことの効果として次のようなことが挙げられます。QCストーリーは理路整然と問題点を解決していくステップになっています。そこで社員の皆さんがこの思考方法を身につけることができ、社内のいろいろな問題解決につなげていけるメリットがあるのです。

 

 

 

そしてせっかく取り組んだ安全QCですから、これについても発表会を行うなどして知識の共有化を図っていくとよいと思います。

 

 

 

次回に続きます。

 

 

 

 

 

【物流セミナー情報】

 

 

 

1.東京で調達物流改革のセミナーを実施します!

 

 

 

  「物流コスト削減のための調達物流改革

 

   ~物流コスト削減とジャストインタイム物流を両立せよ!!~」

 

 

 

 2019108()  10:0017:00

 

 東京・平河町近辺の会議室

 

 

 

 詳細は以下からお願いいたします。

 

 http://www.j-ie.com/activity/ie-seminar/management-innovation/post-18706/

 

 

 

 

 

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

 

 

 

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!

 

物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

 

 

 

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

 

 

 

 

 

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所

 

http://www.keinlogi.jp/

 

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

TEL:045-513-7597

代表/受付時間10~18時)

 

email;kaizen@keinlogi.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter