物流技術標準と物流作業標準を設定する(3)(物流コンサルタントの日々改善)

作業要件一覧表を作成することで、物流監督者は自身の職場にどのような仕事があり、それをこなせるようになるためにはどれくらいの習熟期間が必要なのかを知ることができます。

これと併せて部下の育成計画を立案します。そしてその計画に沿って着実に教育を施していくのです。そうすることによって人材が育ち、「強い物流現場」を作り上げていくことができるのです。

管理項目一覧表を使って作業観察のポイントを認識し、計画的に部下の作業の様子を観察していきます。その時には標準作業書を見ながら、書かれた手順通りに仕事をしているか、特に急所をきちんとおさえた作業になっているかを確認するのです。

もし標準作業書と異なるやり方をしていたとしたら、その場でフィードバックするようにしましょう。一方で標準作業は常に改善の対象となることも事実です。

現時点で考え得るベストな状態が標準作業として規定されているのであって、それが未来永劫変わらないということはあり得ないわけです。

作業観察をする中で、さらによい仕事の仕方が見えてくることがあります。それを改善という形で新たな標準作業書に落とし込んでいくことが重要です。

以上のように、物流でも物流技術標準と物流作業標準は極めて大切なアイテムとなりますので、物流技術スタッフや物流管理監督者は時間をつくってこれらの文書を作成していきましょう。

とかく物流は基準や標準に弱いと言われます。確かにその通りだと思います。これは過去の歴史の中であまりそういった標準化といった活動をやってこなかった結果に他なりません。

しかし標準もなく、その都度行き当たりばったりの会社の現場は強くなることはありません。強い現場をつくるためには標準化は絶対条件だと言えるでしょう。

まずは他業種に学びに行って見よう見まねで始めても一向に構いません。今やサービス業、飲食店、病院などでも標準化を進めています。仕事の「型」ともいえる標準化をぜひ進めましょう。

その先には間違いなく強い現場が待っているのです。


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