物流でIEを駆使する(2) IEで物流ロスを定量化する

製造会社では百分の一分を縮める活動を愚直に行っています。そのためにほんのちょっとしたムダも改善していこうとします。

人の動きについてもビデオを撮ってムダな動作が無いかを確認するとともに最前の動きを研究しています。歩行は付加価値を生まないムダとしてそれを撲滅しようと懸命に努力を尽くします。

このようにムダな作業や動作を改善していく活動そのものを広義のIEとしてとらえることができると思います。

単にストップウオッチで時間測定することがIEではないのです。こういった考え方について物流業界にうまく伝わっていないために誤解を招いてしまうのだと思います。

ムダを徹底的に排除するためには「歩行経路分析」や「ワークサンプリング」、「連続稼働分析」などのIE手法が効果を発揮します。

当然のことながら物流現場でもそのままこれらの手法を活用することができるのです。事例を用いて分析手法の使い方などを教えていってあげる必要がありそうです。

IEはある意味「魔法の鏡」のような側面を持っている気がします。それを使って現場を映してみることでムダが次々に見えてくるからです。

だからこそ、これを使わない手はないのです。倉庫作業の効率を上げたければ、荷役作業の効率を上げたければ、ピッキング作業の効率を上げたければ真っ先にIE手法を使ってみるのです。

IEを使うことでムダを定量的に示すことも可能になります。これはインパクトがあります。「ピッキング時に歩行が多い」と言うよりも、「1ピースピッキングするのに6歩発生している」と言った方が聞いた側にはよりムダのイメージが伝わりやすいでしょう。

「倉庫の中でものを探し回る時間が多い」と言うよりも「1日の内20%がものを探す時間」と言う方がインパクトがあります。

「フォークリフトが何も持たずに移動する時間が多い」と言うよりも「フォークリフトの空走行率は30%」と言った方がしみじみときます。

こういったムダを定量化することもIE手法の一つなのです。いかがでしょうか。IEというものが魅力的に感じ始めていませんか。ぜひ物流ロスを定量化してみましょう。

次回にもう少しお話を続けさせていただきます。


★物流インターネットセミナーを始めました!★ ダイジェスト版をご覧いただけます!

『成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略』
https://www.youtube.com/watch?v=cX5M0n9tA-Y

『中小物流会社のための事業拡大戦略~荷主会社OBが本音で語る 取引したくなる物流会社~』
https://www.youtube.com/watch?v=QarBkSVoxCI

『消費増税はライバルより一歩抜きん出る絶好のチャンスだ!~荷主から選ばれる会社に変身する黄金ルール』
https://www.youtube.com/watch?v=ZBw0o-_BlnE


物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

TEL:045-513-7597

代表/受付時間10~18時)

 

email;kaizen@keinlogi.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter