アウトソースを過信するな(5) 物流現場訪問とRFPの実行

物流アウトソースは時間をかけてでも慎重に実施していきましょう。面倒くさいから丸投げ、では失敗することは必至です。

RFIの提出と物流会社訪問のプロセスは大変重要です。物流会社の物流現場に行ってみたら5Sができていない、管理帳票も張り出されていない、床にはフォークリフトのスリップ跡、フォークリフトは傷だらけ・・・、こんな会社が多数あることも事実なのです。

訪問した際にこういった現象が見られたら、いくらRFIの回答が立派だったとしても取引はやめておきましょう。自社の荷物がどう扱われるかは明らかです。

物流現場を見る際には必ずチェックシートを持っていきましょう。そこで一つ一つ物流のパフォーマンスを確認していきます。

在庫管理の4原則はできているか、安全に関する標語が掲示されているか、品質のポイントが急所として掲示されているか、仕事は標準時間が決められているか等々、物流会社評価表と同様に4段階または5段階で採点できるようにチェックシートを作成しておくと良いと思います。

RFIの回答、物流現場チェックシートによる現場評価、物流会社経営者との面談を通した経営者の思いなどを総合し、仕様書を提示すべき会社を絞り込みましょう。

そしていよいよ仕様書の提示になります。この目的は価格を提示してもらうことですが、同時に自社に対してどのような提案ができるかについてもプレゼンテーションしてもらうと良いでしょう。

価格提示を求めることをRFQ(Request for quotation)と言います。そして物流会社からどのようなサービスや改善を提供してもらえるかどうかについて提示を求めることをRFP(Request for proposal)と言います。

このRFPはその物流会社の意気込みやレベルを把握できますので、単なる見積書だけではなく、プレゼンテーションを実施してもらうことをお勧めします。

このプレゼンテーションの中で今まで自分たちが気づかなかったような改善アイデアが出てくるかどうかがポイントですね。物流のプロの視点から的確なアドバイスができる会社を選んでおけば、後々アウトソースの効果を実感できると思います。

次回に続きます。


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