物流スタッフの評価(3) 評価項目の検討

物流スタッフの評価を行う際に、どのような評価項目で行っていったらよいでしょうか。物流スタッフのスキルとして大きな視点が3つ挙げられます。

1つ目はヒューマンスキルです。同僚や上司、顧客とのコミュニケーションを行っていく際にはこのヒューマンスキルが重要になってきます。

2つ目はプロフェッショナルスキルです。物流作業を行うにあたり、技術や技能が必要になりますが、そのスキルをプロフェッショナルスキルと呼びます。

3つ目がコンセプチュアルスキルです。これは仕事の企画を行なったり、仕事のしくみをつくりあげたりするためのスキルです。

この3つを職位に応じてバランスを取りながら評価の視点として考えていきたいものです。キャリアが浅い若手社員はヒューマンスキルが厚く、中堅になるとプロフェッショナルスキルが重視されてきます。

そして管理職に近づくとコンセプチュアルスキルの比率が大きくなる傾向にあります。

ですから、この3つの視点を比率で1:3:6のようにバランスを取りながら織り込んでいくとよいでしょう。

ヒューマンスキルでは「上司・同僚と支障なくコミュニケーションが取れるか」、「いわれたことを咀嚼して理解しているか」などの評価項目を挙げてみてはいかがでしょうか。

プロフェッショナルスキルでは「上司の指導を受けなくても独力で梱包作業を実施できる」、「目標積載率を考慮した配車ができる」などの項目を挙げていくことになります。

コンセプチュアルスキルでは「職場の改善活動を企画できる」、「顧客との間でお互いメリットの出る活動を企画できる」などのより複雑かつ高度なスキル項目が必要となります。

これらの項目を考えるとともに、4段階程度の達成水準を設定し、評価と改善進捗が見ることができる仕組みにするとよいでしょう。

これらの項目ごとに日常の部下の行動を記録していき、顕在化された事実のみを持って評価を実施していきます。

いかがでしょうか。物流スタッフの評価方法が不十分だという会社もあることでしょう。しかし社員の命運を変えてしまうような重要事項が「評価」です。

ぜひじっくりと時間をかけ、より納得性の高い評価方法を考えていきましょう。


■ 新着セミナー情報 

東京でサプライチェーンマネジメントのセミナーを実施します!

  「企業価値向上のためのサプライチェーンマネジメント
   ~どこから、何を始めるか?~」

 2019年2月13日(水) 10:30-16:30
 [東京・大井町]きゅりあん5階第3講習室
 詳細は以下からお願いいたします。
 https://johokiko.co.jp/seminar_medical/AA1902A5.php

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■ 日刊工業新聞社 工場管理 1月号 好評連載中!

 「工場物流進化論~物流変革時代を乗り切るヒント
  第9回  着荷主としてのタスクを知ろう」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

TEL:045-513-7597

代表/受付時間10~18時)

 

email;kaizen@keinlogi.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter