トラック積載率を上げるあの手この手(2) 物流容器の有効活用

製品を裸のまま運ぶことは理想ではあると思います。それは容器などの余分なスペースを省くことで積載効率が上がることが考えられるからです。

パレットはトラックに積み込むときには効率向上に寄与しますが、いったん荷台に載せられてしまうとそれはスペースを食う余分なものに他なりません。

これと同様にできるだけ輸送時に付加価値を与えないものは排除することが望ましいと考えられるのです。

一方で、トラックの荷台を見た時に、積み重ねができないために積載品の上が空間になってしまっている状態を目にすることがあります。

これでは「空気を運んでいる」ことと何ら変わることがありません。この空間を何としても有効に活用したいものです。

製品を裸で運ぶ場合には製品同士の積み重ねが不可能なことがほとんどですから、逆の発想で容器を作成してそこに格納することで、その容器を積み重ねることを考えてみましょう。

できるだけシンプルな容器にするには「柱パレット」などが適しているかもしれません。そしてこの容器を作成する場合にもう一つ留意すべきことがあります。

それが他容器との積み重ねを可能とする、ということです。前回にトラックの荷台を輪切りにして容器モジュールを設定するお話をさせていただきました。このモジュール化された容器との積み重ねが可能になるように作成するのです。

そしてもう一点重要なことをお話させていただきます。それが容器の圧縮可能化です。

リターナブル容器には返却がつきものです。行った先で帰り荷があり、それを入れられれば良いのですが、そう簡単にはいかないことがほとんどです。

つまり空容器の状態で輸送して回収する必要が出てくるのです。その際にトラック積載率を向上するためにはできるだけ容器を圧縮し、多くの数を積みたいものです。

容器を折りたたむか、容器同士がすっぽりとはまるように設計し、圧縮することが望ましいでしょう。圧縮後は容積が20%程度まで縮まれば良いでしょう。

次回に続きます。


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