物流現状把握の重要性(7) 物流KPI

簡単に物流のパフォーマンスを測ることができるKPIについて考えてみましょう。物流にはさまざまな業務がありますからKPIの種類は多岐にわたります。

 

倉庫でも工場でも共通に使えるKPIとして一人一時間あたり処理数が挙げられるでしょう。このKPIはいろいろな業務に応用できますのでぜひ覚えておいて下さい。

 

もし運搬作業であればこのKPIは「一人一時間あたり運搬量」ということになります。ここで取り決めておかなければならないのは運搬量の定義です。

 

物流では一般的には㎥やトンが使われます。ということでこのいずれかということで始めてみてはいかがかと思います。

 

主として嵩が張るものを扱っているのであれば「㎥」、重たいものを扱っているのであれば「トン」でよいと思います。

 

これを「箱数」とすることもありだと思います。要は「容易にその基礎データを把握できるか」です。いくつものデータを引っ張り出して計算しなければつかめないKPIは長続きしません。シンプルイズザベストです。

 

ピッキング作業であれば「一人一時間あたり処理件数」となります。処理件数は個数であったりオーダー件数であったりします。

 

物流業界では「ピッキング行数」をデータに持ってくる指標を使うことが多いようです。「行数」てゃ聞き慣れない言葉かもしれません。これはオーダーシートの中にある「オーダー」のことを示しています。一行の中に一つの品目をいくつ、と表現されていることが多いと思います。

 

将来的に市場ベンチマークをするのであればこういった今あるKPIに合わせておくことも一つの方法です。

 

まずは無理せずにその会社ですぐに把握できるデータを使ってKPIとしましょう。

 

別の角度から見ると「一出荷あたり労働時間」というKPIも考えられると思います。一回の出荷にどれくらいの労働時間をかけているかという指標になります。

 

その物流現場でかけている経費が把握できればもう少し高度化した物流KPIを設定することができます。この経費には人件費や倉庫費、設備費や燃料費、本社経費などさまざまな費目が含まれます。

 

これをデータで持って来て「売上高」と比較してみましょう。つまり売上高物流経費比率というKPIが出来上がるのです。

 

まず物流現状把握では実態を客観的に示す数値データが必要になるのです。そこで簡単なKPIを作ってそれを運用していくことが望ましいと思われるのです。

 

最初は無理せず、あまり背伸びせずに数値管理を始めてみましょう。

 

次回に続きます。

 

 

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