物流にも管理技術を導入しよう(3) SQDCMの水準向上に向けて

物流現場にはぜひ管理ボードを設置しましょう。そのボードを見れば、現在の物流現場のS(安全)、Q(品質)、D(デリバリー)、C(コスト)、M(マネジメント)の状況が一目でわかるようにしたいものです。

これが管理業務の見える化になります。それぞれの項目ごとに「目標に対する現状」が明示され、ギャップがあった場合の対策までがわかるようになればベストです。

難しく考えるのではなく、今日の出荷が計画通りできたのか、作業者の労務管理は把握できているか、作業者一人当たりの生産性は向上しているか、などがわかるようになればよいのです。

SQDCMの各項目のうち、このアルファベットが並ぶ順番で一歩一歩整備していきましょう。その中でも最優先されるものがS(安全)です。安全は結果系の数値、すなわち事故件数を把握するのは当然ですが、安全を確保するための活動についても管理していきましょう。

たとえば安全ミーティングが計画通り実施されたか、ヒヤリハットメモは各作業者が予定通り提出しているかなどを見える化します。

品質であれば顧客に流出してしまった不良件数、自社内で見つかった不良件数などを把握し、その数値の目標との対比を掲示します。

デリバリーであれば納期遵守率や定時出発率などをKPIとして管理してみてはいかがでしょうか。

コストは構内作業の工数低減率や作業者一人当たりピッキング行数の向上率などを取ってみるとよいでしょう。

そしてマネジメントは人材育成が計画通りできているか、残業やパートさんの労働時間などの労務管理が今の仕事量に見合ったものになっているかについて見ていったらいかがでしょうか。

こういった現場管理を行っていく役割を担っているのが現場監督者です。センター長と名のつく人であれば、その物流センターのトップであります。その人が自分のセンターの状況を把握できていないのでは話になりません。

物流業が管理に弱いことは事実です。しかし一つひとつ管理水準を上げていくことで会社の収益向上にも必ずつながるのです。前向きに管理技術を導入し、強い現場づくりに貢献しましょう。


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