稼働分析の結果としてどのような仕事をどれくらいの比率で行っているのかがわかります。ピッキング作業を例にとって説明していきましょう。

ピッキング作業の付加価値作業とは「ものを棚から取り出す」ということになります。稼働分析の結果、この作業には20%かかっていることがわかります。

以下、次のような比率であることがわかるのです。
・ カートに商品を投入 15%
・ オーダーシート確認 15%
・ 歩行 25%
・ 探し、迷い 20%
・ 商品の絡みほぐし等 5%

いかがでしょうか。一度この稼働分析を実施することをぜひお勧めしたいのですが、その理由は一日の作業の中で付加価値を生む仕事は20%しかないということに気づくからです。

これはどこの物流現場でも似たり寄ったりだと思われます。

現場には「仕事」と「ムダ」の二種類しかないと言われます。この事例では仕事は「ものを棚から取り出す」という行為のみです。

その他は原則として「ムダ」であると考えるべきなのです。したがってムダは無くすか減らすかを考えていかなければならないのです。

以上が稼働分析のやり方とその結果についての説明となります。

物流スタッフはもう一つ別の分析手法を身につけるとよいと思います。それは「工程分析」という手法です。これも簡単な割に効果抜群なのでぜひ取り組んでいただきたいと思います。

工程分析とは簡単に言うと「ものの流れの分析」です。つまり物流には大変相性の良い手法だと言えます。

この分析ではものが構内に入ってから出ていくまでの間にどのようなプロセスをたどっていくのかを調べます。

プロセスは「加工」「運搬」「検査」「停滞」に分類することが一般的です。では例を挙げて考えていきましょう。

まず倉庫にものが納入されそれが仮置きされたとします。そしてその時に納入検品が行われたとしましょう。
・ 納入荷降ろし(運搬)
・ 納入場で仮置き(停滞)
・ 検品作業(検査)

ここまでに三つの工程がありその内付加価値作業たる「加工」は無いことがわかります。

次回に続きます。


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