エンジニアリングとしての物流 物流は設計段階で決まる 

物流はエンジニアリングだという発想が必要です。物流は技術であると考えられるのですが、このような認識を持っていらっしゃる方はそれほど多くはありません。

物流はマーケティングだという人もいます。これは商品流通の過程において物流の良し悪しが商品の売れ行きに影響することでもよく理解できます。

この物流の出来栄えは今までは「運び方」に重点を置いて見られてきたのではないでしょうか。しかし物流というものはそのパフォーマンスを生み出す9割方が設計段階で決まってしまうのです。

たとえば商品流通においても、海外で生産されたアパレル製品をどこの港で陸揚げし、どこの物流センターで仕分け検品を行い、どのような輸送モードを使用して運べば最適なのでしょうか。解は最初に物流設計をした時点でほぼ回答は決まっているのです。

海外から輸入する際にはコンテナにいかに多くの商品を入れられるかがコスト成否の分かれ目だといえます。コンテナにぴしっと収まる箱の設計は大変重要な要素なのです。

しかし残念ながら流通でも製造でも物流が重要と言いつつも、そこに資源を投入して物流を磨きあげるといった考え方は少数派です。

まだまだ日本における物流の位置付けは低いままだと言わざるを得ません。

物流をよくすることで流通も製造ももっと効率が上がることを物流に携わる人たちが訴えていくことが必要だと言えそうです。

そこでこの物流エンジニアリングというものを明確に位置付けるとともに、その内容を高度化していく必要があるでしょう。

物流エンジニアリングの中でもとりわけ重要なものに「荷姿(パッケージング)」というものがあります。この荷姿は物流の根幹であると言っても言い過ぎではないと思います。

なぜなら、優れた荷姿は輸送効率を格段に高めるからです。効率のよい、コンパクトな荷姿はスペースセービングにも大いに貢献します。

これほどまでに重要な荷姿は今後物流エンジニアリングの中でどのように位置付けていったらよいのでしょうか。

この点につきまして次回にお話をさせていただきたいと思います。


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