倉庫改善の勘所 エリア効率と作業効率

皆さんの会社では倉庫で効率的なオペレーションはできていますでしょうか。倉庫オペレーションは意外と人の目に触れない領域ではないかと思います。

 

そうなると改善のメスが入っていないことが考えられます。倉庫で仕事をしている人たちはあまり外部を見ることもないのではないでしょうか。

 

結果的に自分たちで良かれと思って実行してきた仕事のやり方が、実際には競争力がなかったという事態になることが考えられるのです。

 

やはり社内だけを見ていたら自分たちの立ち位置がわかりませんよね。ぜひ年に何回かは外の会社を見に行くことをお勧めしたいと思います。

 

倉庫ではエリアを効率的に使うことと、作業効率を向上させること、この両立を図る必要があります。ということで、この2つの観点から倉庫改善について見ていきたいと思います。

 

最初に通路幅について考えてみましょう。通路について私たちはどのようにとらえたらよいでしょうか。ずばり、デッドスペースです。通路は付加価値を生まない存在であると考えましょう。

 

この観点に立つと、通路はできるだけ少なくしなければなりません。通路を少なくする一方で、保管エリアの比率や梱包場の比率を向上させたいものです。

 

たとえばピッキング場の中の通路について。小物ピッキングであれば、棚と棚の間の通路幅は人が一人通れるスペースで十分です。

 

この考え方からおおよそ60㎝~70㎝くらいあればよいということになります。人が手を伸ばせば両側に置かれているものを取り出せればよいわけです。

 

では世の中に多くある倉庫のピッキング場内通路はどれくらいでしょうか。1m以上は当たり前で、ひどい場合は23mを取っているところがあります。

 

なぜこのような通路幅になっているのでしょうか。このように質問すると次のような回答が返ってきます。

 

1.「人がすれ違える幅とした」

2.「台車2台が通れる幅とした」

3.「フォークリフトが旋回できる幅とした」

 

この内1の場合は1m以下でも可能だと思います。2の場合はどれくらいの頻度で台車がすれ違うケースが発生するのかを考える必要がありそうです。

 

3の場合はフォークで荷扱いするものと、ピッキングをするものを同一エリアで混在させていることが要因だと考えられます。

 

次回に続きます。

 

 

【最新物流セミナー情報】

 

□ ジャパントラックショーで講演を実施します!

 

  「やらねばならぬSDGs  〜時代の流れに取り残されないために〜」

 

  2022年 5月 12日(木)15001545

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://truck-show.jp/lecture_22/

 

□ 東京で集合・オンラインで構内物流のセミナーを実施します!

 

  「構内物流の果たすべき役割」

 

  2022517日(火)10:0017:00

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.j-ie.com/seminar/koukai_kouza/CP34/

 

□ 大阪で梱包・出荷改善のセミナーを実施します!

 

  「梱包・出荷ライン ポカミス防止と作業効率向上」

  

  2022年 5月 27() 午前945分~午後445

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.opmia.or.jp/seminar/5884/

 

□ オンラインで生産管理のセミナーを実施します!

 

  「生産管理入門」

 

  令和4年 6月 9日(木) 10001630

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.tmainc.co.jp/seminar/view/492

 

□ 大阪でトラック輸送効率化のセミナーを実施します!

 

  「トラック輸送の効率化  輸送の見直し&輸送コスト削減」

 

  2022年 6月 13日 () 午前945分~午後445

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.opmia.or.jp/seminar/5896/

 

□ オンラインで構内物流改善のセミナーを実施します!

 

  「生産ラインを高効率にする!高品質な製品をつくる!

    3ステップ式 構内物流カイゼンの具体的な進め方」

 

  2022年  614日(火)10001700

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/5716

 

□ オンラインで物流の基礎を学べるセミナーを実施します!

  

  「物流の基本と現場改善の進め方」

 

  2022年 6月 23日(木) 9:3017:30

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://waku-con.com/seminar/op220623/

 

□ 関西物流展で講演を実施します!

 

  「輸送コスト改善を実現するための4つの秘策

   ~これをやればドライバー不足問題も解消できる~」

 

  2022年 6月 24日(金) 110012:00

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://kansai-logix.com/seminar/

 

□ 気軽に物流を学びたい方のためのオンデマンド・セミナー

 

 (1)「工場の生産性が劇的に向上する!!「工場内物流の基礎知識」」

  https://www.monodukuri.com/seminars/detail/16753

 

(2)「たったの90分で物流改善ノウハウが身につく!!

   「サプライチェーンの全体像と効率化の取組」」

  https://www.monodukuri.com/seminars/detail/15993

 

 (3)「輸送改善の基礎知識」

  https://www.monodukuri.com/seminars/detail/17918

 

 (4)「目からウロコの調達物流改善」

  https://www.monodukuri.com/seminars/detail/17921

 

■ 日刊工業新聞社のプレス技術12月号に寄稿いたしました!

 

  「プレス工場の安全に配慮した構内物流とレイアウトの考え方」

 

 https://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00001069#index

 

■ 日刊工業新聞社 工場管理8月号の特別企画に寄稿いたしました!

 

  生産現場の隠れた主役 部品供給改善が生産効率を上げる!

 

  〔総論〕正しい部品供給を行うことで生産工程の効率を向上しよう

  〔解説〕生産効率を向上するための部品供給改善テクニック

 

 https://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

 

■ 工場管理 臨時増刊号

 

「アフターコロナ時代のモノづくり新戦略 工場デジタル化大全」

に掲載されました!

 

https://corp.nikkan.co.jp/topics/view/994

 

■ 物流塾のホームページにコラムを寄稿しました!

 

  「4M管理に取り組もう(上) ~物流ではあまり知られていない現場管理手法~」

 

  以下からご覧ください。

  https://butsuryuujuku.net/colum/877/

 

■ 日本カイゼンプロジェクトのホームページに2本目の動画が掲載されました!

 

  「工場内物流の改革」

 

  以下からご覧ください。

  https://www.kaizenproject.jp/

 

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

 

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!

物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

 

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

 

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所

 

http://www.keinlogi.jp/

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

TEL:045-513-7597

代表/受付時間10~18時)

 

email;kaizen@keinlogi.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter