会社で物流を意識するということ(3) 設計や製造も物流を意識する

モノがある限り物流は存在します。モノはタダで運ばれるわけではありません。運び方次第でそれに対する対価は変わってくるのです。

 

物流費は製品の形状にも大きく左右されます。製品にちょっとした突起がついているだけで、物流コストは大きく変わります。

 

その意味でも製品設計が物流費に与える影響は大きいと考えるべきでしょう。もちろん、製品のバリューというものは最優先で考えなければなりません。

 

しかしあまりにもそのバリューだけを意識しすぎたために、複雑な形状の製品が出来上がってしまったとしたらどうなるでしょうか。

 

その製品を運搬する際に品質を保護するための梱包がより厳重なものになるかもしれません。その結果として梱包コストが上がります。そして輸送コストが上がります。

 

そこで物流を意識した製品設計というものが求められるのです。ここは設計担当の腕の見せ所です。形状を複雑化するのではなく、輸送した時の効率も意識するのです。

 

購買部門もサプライヤーからもらう見積もりでは物流費を明らかにする必要があります。大抵の購買担当者はその他の管理費の中に物流費を入れ込んでしまっています。

 

果たしてその部品を納入してもらう際にいくらかかっているでしょうか。それを明確にすることはバイヤーの責務だと言えるでしょう。

 

製造部門は生産遅れによって出荷トラックを待たせていませんでしょうか。これは明らかにコストです。本来であればこの待機時間に対して対価を支払うべきです。

 

しかし、これもほとんどの会社が支払いを行っていません。この状況は製造部門の物流に対する意識が低いから、と言わざるを得ません。

 

このように一つひとつの部門が物流を意識しないことによるロスは大きなものだと考えられます。逆に今からでも物流について意識することで、そのロスを解消できると考えるべきでしょう。

 

まずは会社の中で発生している物流費を見える化しましょう。その上で、それについてどれくらい改善していくのかを社内で共有化します。

 

結果的に利益を押し上げることになりますので、結構おいしい活動になると思います。ぜひ取り組んでいっていただきたいものです。

 

 

【最新物流セミナー情報】

 

□ オンラインで生産管理のセミナーを実施します!

 

  「生産管理入門」

 

  令和4年 6月 9日(木) 10001630

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.tmainc.co.jp/seminar/view/492

 

□ 大阪でトラック輸送効率化のセミナーを実施します!

 

  「トラック輸送の効率化  輸送の見直し&輸送コスト削減」

 

  2022年 6月 13日 () 午前945分~午後445

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.opmia.or.jp/seminar/5896/

 

□ オンラインで構内物流改善のセミナーを実施します!

 

  「生産ラインを高効率にする!高品質な製品をつくる!

    3ステップ式 構内物流カイゼンの具体的な進め方」

 

  2022年  614日(火)10001700

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/5716

 

□ オンラインで物流の基礎を学べるセミナーを実施します!

  

  「物流の基本と現場改善の進め方」

 

  2022年 6月 23日(木) 9:3017:30

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://waku-con.com/seminar/op220623/

 

□ 関西物流展で講演を実施します!

 

  「輸送コスト改善を実現するための4つの秘策

   ~これをやればドライバー不足問題も解消できる~」

 

  2022年 6月 24日(金) 110012:00

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://kansai-logix.com/seminar/

 

□ 東京で物流2024年問題の対策セミナーを実施します!

 

  「投資育成セミナー 2024年物流危機を乗り越えろ!

      ~サプライチェーン寸断を防ぐ7つの秘訣~」

 

  2022年 07月 08() 14:3017:00

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.sbic.co.jp/seminar/20220708js/

 

□ 大阪で入出庫作業 ピッキング作業 の効率化と品質向上のセミナーを実施します!

 

  「入出庫作業 ピッキング作業 ムダ取りとポカヨケの実践」

 

  2022年 7月 13日 () 9:4516:45

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.opmia.or.jp/seminar/6465/

 

□ オンラインで物流2024年問題のセミナーを実施します!

 

  「2024年物流危機を乗り越えろ!」

 

  2022年 7月 22日(金) 10001630

 

  詳細は以下からお願いいたします。

  https://www.tmainc.co.jp/seminar/view/496

 

□ 気軽に物流を学びたい方のためのオンデマンド・セミナー

 

 (1)「工場の生産性が劇的に向上する!!「工場内物流の基礎知識」」

  https://www.monodukuri.com/seminars/detail/16753

 

(2)「たったの90分で物流改善ノウハウが身につく!!

   「サプライチェーンの全体像と効率化の取組」」

  https://www.monodukuri.com/seminars/detail/15993

 

 (3)「輸送改善の基礎知識」

  https://www.monodukuri.com/seminars/detail/17918

 

 (4)「目からウロコの調達物流改善」

  https://www.monodukuri.com/seminars/detail/17921

 

■ 日刊工業新聞社のプレス技術12月号に寄稿いたしました!

 

  「プレス工場の安全に配慮した構内物流とレイアウトの考え方」

 

 https://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00001069#index

 

■ 日刊工業新聞社 工場管理8月号の特別企画に寄稿いたしました!

 

  生産現場の隠れた主役 部品供給改善が生産効率を上げる!

 

  〔総論〕正しい部品供給を行うことで生産工程の効率を向上しよう

  〔解説〕生産効率を向上するための部品供給改善テクニック

 

 https://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

 

■ 工場管理 臨時増刊号

 

「アフターコロナ時代のモノづくり新戦略 工場デジタル化大全」

に掲載されました!

 

https://corp.nikkan.co.jp/topics/view/994

 

■ 物流塾のホームページにコラムを寄稿しました!

 

  「4M管理に取り組もう(上) ~物流ではあまり知られていない現場管理手法~」

 

  以下からご覧ください。

  https://butsuryuujuku.net/colum/877/

 

■ 日本カイゼンプロジェクトのホームページに2本目の動画が掲載されました!

 

  「工場内物流の改革」

 

  以下からご覧ください。

  https://www.kaizenproject.jp/

 

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

 

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!

物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

 

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

 

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所

 

http://www.keinlogi.jp/

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

TEL:045-513-7597

代表/受付時間10~18時)

 

email;kaizen@keinlogi.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter