物流の効用を強調する(2) コモディティ商品化は避けよう

荷主から見て物流商品に大きな差はないと思われているとしたら、その物流商品はコモディティ化してしまっていると言えるでしょう。こうなってしまうと残念ながら荷主から見れば「一番安い物流会社に発注しよう」ということになるのです。

コモディティ化された物流商品には次のようなものが挙げられます。
・ 点から点への輸送
・ 単純な倉庫保管
・ 単純なフォークリフト作業

これを荷主に思わず買いたいと思わせる仕掛けが必要です。それが物流の効用なのです。たとえば先ほどの例を「買いたい商品」に変えるためには次のようなことを考える必要があります。

・ 複数拠点を巡回しながら輸送することで、常時高積載率を保ち大幅な輸送コスト低減に貢献する
・ 常に一定在庫量を保つために発注業務まで受託し、高品質な在庫管理業務を行う
・ フォークリフトを使ってJIT供給を行うことで、生産をコントロールする

いかがでしょうか。こうなってくると荷主に一定の便益をもたらしますので、喜んでもらえるだけではなく、それ相応の対価を得ることも可能となるのです。

このように顧客に明らかな効用をもたらす商品が収益性の良い商品になります。顧客にとってもぜひ買いたいと思える商品になることでしょう。

物流商品のコモディティ化だけは避けたいものです。もちろん、低付加価値商品でも顧客から求められれば対応しなければなりません。

しかしそこにちょっとだけでも付加価値、すなわち顧客にとっての効用を付けることが重要になってくるのです。

・ 自社に任せてもらえれば在庫精度が向上する
・ 出荷ミスが大幅に解消される
・ 顧客への配送リードタイムが1日縮まり顧客満足度が高まる

このような付加価値をつけるように心がけるようにしましょう。

次回に続きます。


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